美輪さまロマンティック音楽会♪♫

ごきげんよう、みなさま。
昨夜、行って参りましたわ。

10月の公演が、1月に延期されたのですが、
見渡す限り、
払い戻しされた方は少なかったのではないかしら。

会場の様々なところには、
美輪さんらしい演出が施してあるのですが、
(東京はかなりすごいそうですね〜)
開幕前の緞帳にも気配りが。

『黒蜥蜴』の際には、
蜥蜴のシルエットが映されていましたが、
今回は、桜のシルエットが映っていました。
華やかさを感じさせてくれましたわ。
(え〜、本日は、少し、お上品に語ることにいたしますわ。
そのうち、地が出てきそうですが。オホホ)

そうして幕が上がったら、
カラフルで美しい舞台でございました。

いつも飾りに使われている、
白鳥を想わせる羽のような扇状のインテリアには
今回「蝶」が止まっていました。
あちこちに「蝶」が飛んでおりましたわ。
薔薇のお花たちも。

お召しになっている衣装は、
一部二部とも、紫色でした。

一部では、
玉虫色に見える薄絹のようなものを羽織っていらして、
玉虫色が好きな私にはたまりませんでしたわ。

ここしばらくは、最初のご挨拶の際には、
「レディー・ガガです」と仰っていらしたけれど、
今回は、
『花子とアン』もあったことだし、
「吉高由里子です」と来ると期待していたのでございますが、
「仲間由紀恵でございます」でしたわ。
さすがですわね。

そして、
相変わらずの全身全霊、
曲によっては鬼気迫る、
プロというものがどんなものなのか、
そういうことを伝えてくださる魂の音楽会でございました。

曲間にお話になることもまた、
この音楽会のお楽しみでございます。

「美しいものは、人の心を優しくする」

戦前、戦中、戦後、
そのどれも体験なさった中で、
美しいものが、
人の心にどれくらいのものをもたらしていくのか、
ご存じでいらっしゃる。

音楽も、美術も、言葉も、
美しいものに触れていくと、
人の心を柔らかく、優しくしていきますでしょ。

常に、凄惨なものばかり見ていては、
心はどんどんと荒んでいってしまうのも、
また本当でございます。

だからこそ、
美しいものに、
ロマンティックなものに、
触れることをたくさんしていって、
この世を、人の心を、
優しくしていきたいじゃありませんか。
そう伝えてくださっていました。

また、
わたくし個人的に「きゃぁ♥」と思ったのは、
『ゴンドラの唄』ですの。

いの〜ち みじか〜し、恋せよ おとめ〜♪

ですわよ。

『はいからさんが通る』に確か出てきた気がいたしますが、
まぁ、そういう妄想などしておりましたの。
少尉♥

美輪さま曰く「恋は生きるエネルギー」
なのでございますよ、みなさま。

乙女でも、おばちゃんでも、おばあちゃんでも、
「恋」をいたしましょ。
「恋」をなさっていますか?
わたくし、
「二次元の方」に恋をしておりますわ。オホホ。

そうして、
『愛の讃歌』。
今回は、日本語バージョンでしたわ。

私は、原語バージョンの方が、
ピアフ感たっぷり(彼女がたまにいらっしゃいますのよ)で好きでございますが、
日本語バージョンもまた、
面白いものですわね。
『花子とアン』で使われたときには、
なんだか、朝なのに濃厚なシーンでしたわ。

“愛”さえあれば、すべて解決する。
“愛”があれば、なにも怖くない。

そう仰ってました。

わたくしも、本当に、そう思っております。
そう信じております。

この曲の際には、
あちこちですすり泣くような感じもありました。

この宇宙でもっとも素晴らしい〈愛〉。
それと、
ピアフがこの曲を世に出したときの、彼女の事情。
美輪さまが伝えたいと強く願っているもの。

そういうものが、この曲を歌う時に、
美輪さんの声から全身から伝わってまいります。

「神様からの愛を私が代理で皆さんにお届けいたしますね」
そう仰って、歌が始まった時のあの空気は、
尋常ではございませんでした。

愛は、やはり、
なによりも素晴らしいものでございます。

ヨイトマケのことなども、
もうちょっとお伝えしたいことなどございますので、
また明日にでも続きをいたしますね。

それでは、ごきげんよう、みなさま。

お読みくださいまして、ありがとうございます。
うふ、何とかお上品に終われたかしら(≧∇≦)