美しい涙(譲渡会にて)

譲渡会のバザーで買ってきたお揃いtee

昨日は、
ともnetさんの保護犬譲渡会&バザーに行って来ました。
カリンもデンデもこちらでお世話になってました。

デンデがうちの子になって初めての譲渡会見学。
さぁ、どんな様子かな。

と思ってたら、会場に着くと、
デンデの預かりボランティアをなさっていた方が、
一目散に飛んできてくださった。
そして、その優しい瞳から大粒の涙がポロポロと。

「デンデに家族が見つかってよかった」と。
「ただ嬉しくて」と。

デンデは、
14匹の小型犬たちと放浪していて保護された子。
保護当初、歯石がものすごいので、
処置をしてもらったら、
多くの歯と下あごを無くしてしまった。
そのせいで手入れ等をするのは苦手でガウガウします。
でも基本的には大人しいし、
クールなイケメンなのです。
それでも、一年ほど里親が見つからず、
今回の譲渡会会場にも何度も出場(笑)した子。

ちなみにカリンの方が、その上を行っていて、
2年ちょっと里親が見つからず、
こちらも出場経験多数ですの♪

なかなか家族が見つからないから、
預かりさんにとっては、
気に掛かって仕方のない子だったんですね。

だから、ポロポロと美しい涙を流してくださった。
本当に美しかったな。

私、こういう時、男気(笑)が湧いてきて、
「がしっ!」と抱き寄せてあげたくなっちゃうのよね。
でも、まぁ、場所柄ね〜。

それにしても、
誰か(←人も動物もです)のために純粋な涙を流すのって、
なんて美しいんでしょうね。

カリンがうちに来た時、
預かりボラをして下さっていた、ともnetのボスさんも、
帰り際に涙を浮かべて下さっていた。

愛をいっぱい注いで、
保護犬達をお世話してるんですよね。
それがとっても伝わります。

人間の勝手な行動によって、
保護センターなどに捨てられた動物を救い出す。

保護センターの職員さんも仕事だからって、
楽しんで殺処分をしているわけじゃない。
殺処分も、すぐに死ねるのならまだしも、
長い苦痛の果てなのだから。

ともnetさんのようなボランティアの方達も、
センターなどにいる全ての動物を救助することはできない。
本当はそうしたいのに、
そんなことは実際には難しくて、
命を選別する痛みを常に感じてる。

救い出して、お世話をして、
家族が見つかればいいけれど、
縁が繋がらなくて、
預かりさんの所で最期を迎える子もいる。

多くの痛みと苦しみ悲しみがある。

もちろん、
イヤなことばかりだったらできないことだから、
嬉しいことも、楽しいことも、いっぱいあると思う。

でも、やっぱり憤りみたいなもの、
常にあるんじゃないかな。
嬉しさの裏側に。

そういう複雑なこといっぱいあって、それでも、
命を想う気持ちはとっても強くて、
だからこそ、
大粒の真珠の涙となって出てくるんでしょうね。

デンデは、推測でしかないけど、
これまでの生活は悲惨なものだったんじゃないかと思う。

だけど、預かりさんの所で、
人の心のあったかさに触れて、
人と暮らすことのハッピーも教えてもらって、
うちに来た。

そしてまた今、
我が家の家族になったことを、
心の底から喜んでくれる方たちがいる。
涙を流して喜んでくださる方がいる。

それで救われていくと想うな。

彼のこれまでの暮らしは悲惨だったかもしれない。
それでも、彼のために泣いてくれる人がいること、
その涙が、彼の過去を浄めてくれたと想っています。

わんこの話から少しずれるけれど、
あなたのために誰かが泣いてくれることって、
ありますよね。

それって同じなんですよ。

あなたが苦しんだこと、つらかったこと、
そういう体験をしたあなたのハートを、
その涙が浄めてくれるんです。

誰かのために流す涙には、
そんなステキな力があるんです。

さて、譲渡会会場はドッグランなので、
ワンコたちは自由に動き回れます。

カリンは、暑さは苦手なので、
ひたすらダラダラゴロゴロと休日のおっさんモードでした……

デンデは、もう楽しくてたまらないようで、
あちこちのワンコとご挨拶。
顔なじみのワンコにもご挨拶。
せわしなくて、笑っちゃうくらい。

この会場にも、
いらっしゃる方々にも馴染みがあるから、
「やほ〜!」という感じでした。

おかげで帰りの車中は2匹ともグウグウ。
(姉ちゃんは何かしてたのか?)

来月も多分、同じ会場のようなので、
また、ご案内しますね。

そしてね。
嬉しいことに、行き帰りには、
「55」「7777」「1111」という、
エンジェルナンバーに出会いました。

家族を待つワンコたちと、
彼らをお世話している方達に、
たくさんのエンジェル達からの応援ですね。

意味はそれぞれあるけれど、
ざっくり私なりにまとめると、
「正しい道を歩んでいるあなたたちに、
愛の変化が訪れるでしょう。
だから、恐れずに、ポジティブな思考を保って。」
かな。

動物は愛を教えてくれるもの。
身近な動物は特にそういう存在。

彼らにたっぷりとエンジェルからの愛が注がれていくのは、
当然ですね。

早く家族が見つかりますように。

サポートする方々に、
いつも愛と光が注がれていきますように。

今日もまたお読みくださってありがとうございます。
たくさんの愛をあなたに。

カリンの最近のお気に入りは冷蔵庫前一丁前
カメラ嫌いのデンデ。魂抜かれないのにね