『テオの旅』

『テオの旅』を読みました。
宗教の世界一周旅行をする少年の話です。

いろいろな宗教が出てくるので、
ほとんど知識のない私にとっては、いい勉強になりました。
といっても、人物関係が分からなかったり、
なんだかごちゃごちゃしたりと、小難しいところもあって、
完璧には理解できないのが情けないところです。

それぞれが、長い歴史があるのだから、
そう簡単には理解できなくて当然なのかな。

その中に出てくるものでとても心に残るものがありました。
宗教家の言葉じゃなくて映画監督の言葉なのですが。

ロベルト・ロッセリーニ監督の

「あなたに敵がいるなら、愛でうんざりさせてやるといい」

という言葉です。

ガツンって来ました。

この本の中では、
「汝の敵を愛しなさい」
という聖書の言葉について話し合っている時に、
引用されているのですが、
ロッセリーニ監督の言葉は、
“かなり気の利いた解決法”と登場人物が語っています。

うんざりするほどの愛。

もう、それなのですよね。

憎しみや恨み辛み、怒りなどが、時に渦巻くけれど、
憎しみを憎しみで返していけば、
それは増幅してどんどん黒くなっていく。

もう勘弁して!といわれるくらいの、
たっぷりと濃厚な愛を、
うんざりさせるまで与えることって、
最高の粋な方法じゃないかって思っちゃいます。

さすが、
イングリット・バーグマンが惚れた男だな〜。

愛に勝るものは、ないのだなとあらためて思っています。

今日もまた、読んでくださってありがとうございます。
うんざりするくらいの愛を!

〜 今日のいいこと 〜
☆ 今日もロンはご飯をたっぷり食べました。
  お散歩はまだです。
☆ 先日、レシピを教えていただいたゴーヤのふりかけが美味しくてたまらない。
☆ 今夜もカレー♪
☆ 生きていること