チベットへの手紙

昨日のブログで、少し、言葉が足らない所がありましたので、
今日は、それに補足です。

チベットの里子との手紙のやりとりについてです。

チベットでは、本来、チベット語を話していますが、
学校では、中国語で学習をしています。
このあたりは、今のチベットの現状を表しているのでしょう。
(いずれ、この状況が変わることを願っています。)

そのため、生徒との文通は、中国語になります。

でも、私は、中国語は全然分かりません。
漢字だから見れば分かるかとも、
浅はかにも思ったのですが、
見たことのない漢字が沢山で、さっぱり。。。。

こういう私のような者のために、
翻訳ボランティアの方がいらっしゃいます。

中国語から日本語へ
日本語から中国語へ

すべてボランティアで、対応してくださっています。

生徒達が学校に行っている間は、
寄宿舎なので、
手紙もなんとか届きます。
(たまに届かなかったりもするらしいのですが)

ですが、卒業後は、
実家に戻ってしまうために、
郵便事情の悪い地域なので、
文通するのはかなり難しいのです。

それと一番の問題は、
自分で手紙を翻訳しなくてはならないということです。
こういう条件なので、
卒業後は交流がほとんど不可能です。
私の場合はです。

いつかは会って、
抱きしめあいたい。

とても自然の綺麗なところだそうで、
そこで空気を味わいたい。

現実的には、とても難しいです。

だから、「想い」を最後の手紙に込めました。

それはきっと届くから。

今日も、読んでくださいまして、どうもありがとうございます。

追記:あまりこのブログでは、政治的なことは書きたくないので、
   チベット問題について詳しく触れていません。
   ですが、住民が自分たちの文化と言葉を使えることは、
   なんて素晴らしいものなんだろうと思います。
   そうなるように望んでいます。