自転車で走っていたら、
前の方から、のぼりを立てて人がやってきました。
なんだろうなぁと思っていたら、
お互いに近づいたときに声を掛けられました。
お豆腐屋さんでした。
今時珍しく、リヤカーを引いて商売をされていました。
その格好が珍しかったので、
ついついお豆腐を買ってしまいました。
寒いから車で販売すればいいのにと話してみたら、
こうやって(歩いて)販売すると気軽に人に声を掛けられるから、
リヤカーで回っていますと言っていました。
確かにそうですね。
たまに、車で他のお豆腐屋さんが商売されていますが、
お馴染みさんじゃないと、
声をお互いに掛けにくい気がします。
対面販売って煩わしいときもあるし、
ついつい断り切れずに買っちゃうこともあるし、
面倒だなってこともあります。
だけど、
軽口たたいたり、調理方法を教えてもらったり、
なにかヒントになるようなものを聞いたりと、
利点もたくさんあるんですよね。
私たち人間が言葉を持つのは、
誰かと交流するために与えられた能力。
それをきちんと遣っていく場が、
少し減ってきてしまった時代かもしれません。
でも、それに気づいたりした人や、
本能的に感じている人は、
ちゃんと、そういう場を大切にして、
機会を増やしたり、守っていったり、
復活させていったりしているのではないかと、
思っています。
人は社会的動物なのだから。
今日もまたお読みいただきまして、ありがとうございます。
いっぱいの感謝と愛を込めて