
先日、映画『ダライ・ラマ14世』を観てきました。
私はチベット仏教徒ではありませんが、
ダライ・ラマ法王猊下の教えや考え方、行動など、
とても素晴らしいと思い、尊敬しています。
こういう映画は、
なかなか、大きな劇場では公開されないみたいで、
名古屋地区は昨日までの公開でした。
チベットには、少しだけご縁があります。
そのあたりは、こちらに。
その中に出てくる女の子たちとは、
もう連絡が取れないので、
残念ながら、今頃どうしているのか分かりません。
とても貧しい農家の子供たちだったので、
中学を卒業したら、
結婚をして働き手となっている可能性が高いかな。
まぁ、こんな感じで、
チベットの子供たちのこと、少しだけ知っています。
まっすぐに「勉強したい」という想いも。
映画『ダライ・ラマ14世』の中でも、
勉強が好きだという子供たちが出てきました。
インドのダラムサラにある、
チベット・チルドレン・ヴィレッジで、
チベットから亡命してきた難民の子供たちが勉強しています。
その様子とインタビューがとても印象的でした。
法王さまの言葉よりも、もっと印象に残っちゃった。
みんな「勉強が好き」って当たり前に答えてる。
これ、日本じゃなかなか無いものですよね。
わたし、変わり者だったので、
けっこう、勉強するの好きなんだけど、
そういうことって、
日本では言いにくい雰囲気あったりします。
でも、チベットの子供たちは、
嬉しそうに素直に「勉強が好き」って言っている。
そして、どうして勉強するかについても、
とても真剣に考えている。
「世の中の役に立つため」とか、
優等生的な答えかもしれないけれど、
これはそういうヤラセじゃないんですよね。
それぞれいろいろあるけれど、
まともに勉強する環境じゃなかった、
勉強など出来なかったチベットから亡命してきて、
やっと、落ち着いて勉強することが出来るって、
どんなに嬉しいことなのか、
だからこそ、
学んだことをどう活かしていくのか、
真摯に謙虚に考えるんでしょうね。
「利他の心」「足るを知ること」と、
小学生から中学生くらいかな、
それくらいの子供たちが、
自然に答えていることもまたビックリしちゃいました。
チベット仏教の教えが根付いているんですよね。
あぁ、だんだん、
大人である自分が恥ずかしくなってきちゃいます。
それから、一番印象に残ったのは、
「欲しいものは何?」という質問に、
だれもが「何にも」と首を振ること。
「ほんとうに?」とちょっと意地悪く聞かれても、
「ううん」とべつに格好付けるわけじゃなくて、
普通に答えていること。
足るを知っているのですよね。
それでも、その中で、
「ただ、もし本当に貰えるのならば、”国”が欲しい」
(原文とは違うと思いますが、大凡の感じです)
と、ぽつりと言ったことが心に残っています。
ダラムサラに亡命政府があるけれど、
インドは彼らの国ではないですものね。
もうね、
美味しい物が食べたいだとか、
綺麗なアクセサリーが欲しいだとか、
最新のゲーム機が欲しいとか、
イケメンの彼氏が欲しいとか、
そういう煩悩まみれの欲望にあふれている国で、
さらに「もっともっと」と餓鬼のように求め続けて、
どこか心が満たされない私たちのことを思ったら、
なんだか、
「ごめんなさい、ごめんなさい!」って言いたくなる感じでした。
教育とは国を作っていく上で、
基本となるものだっていうこと、
きっと、国がない状態だからこそ、
痛感しているのかもしれませんね。
大人も、子供も。
大切なものはどんなものなのか。
それをまた一つ、教えられた気がします。
今日もまた、お読みくださってありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。
〜 今日のいいこと 〜
☆ ケモノさんたちは、今日も、楽しく暮らしています。

☆ ニンジンたっぷりカップケーキ、美味しく出来た〜。
☆ いろんな方に助けてもらって、ありがたいこと、いっぱい。
感謝です。
☆ 生あること。