『マタタビ潔子の猫魂』

本当に、今の図書館って、
いろんな物を取り扱っていますね。
雑誌の種類も豊富で日がな一日過ごせそうです。

以前、ちらっと見かけた『ダ・ヴィンチ』2月号。
表紙には、『聖☆おにいさん』や恩田陸さんの名前。
とっても気になって、読みたかったのだけど、
その後なかなかお目に掛からなくて、
先日、やっと読むことが出来ました。
そこで宣伝されていたのが、
タイトルの本、朱野帰子『マタタビ潔子の猫魂』でした。

表紙絵を東村アキコさんが担当されていて、
(『海月姫』も気になっているのだけどまだ未読)
なんだか面白そうな予感がして、読んでみました。

これは、
『夏目友人帳』のニャンコ先生を一瞬思い浮かべましたが、
ベクトルは違うかな。

聖武天皇の時代から続く憑き物筋の猫魂の出てくるお話。

憑き物筋とか、猫又とか出てくると、
もう、私の大好きな部類なので、
楽しく読みました。

猫好きの人にもきっと、楽しいんじゃないかな。

次のシリーズとか出るといいのになぁ。

妖怪小説のおどろおどろしさはなくて、
むしろ、マンガっぽいなぁという愉しさでした。
言い方が悪いのですが、
いわゆるお決まりの決着をつける勧善懲悪の、
安心感と爽快感かな?
作中でも出てくるけれどヒーロー物の展開に近いかな。

ただ、この本の場合は、
ダークヒーロー(ヒロイン)なのですが。

また面白い本に出会いました。
楽しいのは大好きです。

今日もまたお読みいただきましてありがとうございます。

いっぱいのLOVEをこめて