『デンデラ』

今日は「デンデラ」を観に行ってきました。

新聞広告に載っているのを目にして、
なんとなく惹かれた映画です。
鑑賞料金1000円にも惹かれましたが…

お客さんの層は平日昼間もあるけれど、
噂で聞いていたように年配の方々が多かったです。
わたしと同年齢の方がちょこっといたけれど、
映画館の中では、
おそらく最年少気分を味わえる空間でした。
小娘(※)気分です。

姥捨山伝説のその後を描いたこの作品は、
大女優さんたちがたくさん参加されていて、
それだけでも見るのが楽しみでした。

若くて綺麗な男の子たちは大好きなのですが、
見るに堪えられないドラマもあってガッカリもします。
でも、演技を続けてきたベテランの役者さんたちは、
別格ですよね。

雪山と、ぼろ切れを身にまとった老女たちと、
ベテラン女優たちの演技が揃えば、
かなりの迫力でした。

この映画は、
見る年齢層によって感じるところが違うと思うのですが、
草笛光子さん扮する100才の長老が、
浅丘ルリ子さん扮する70才の新入りに向かって、
「小娘」と言う場面がありました。

30年前に知り合っていた時、ルリ子さんは40才。
それが「小娘」だというのです。

そうかぁ。
40代で小娘なのかぁと、
なんだか変なところに私は興味を持ちました。

その後「小娘」という言葉は、
何回か出てきたので、
それなりに意味のある言葉だったのでしょうね。

そうですよね。
70才の方から見れば、
40才なんて「まだまだ」と思えるのでしょうね。

人って奥が深いなぁ。

ほかにも、
この長老が言っていた、
『年寄りは屑か。屑ではねえ。人だ!』
という言葉は心の叫びだなと感じました。

年寄りで女だと言うことは、
社会的に最も弱い存在でしょう。
ましてや、貧しい地方の中では切り捨てられる存在。

これは、
今でも変わらない部分があるかもしれませんね。

そういう状況にあらがって、
「生きる!」という選択をした女たち。

ぼろぼろの服装をしているのに、
妙に格好良かったな。

草笛光子さんも、
倍賞美津子さんも(白髪アイパッチなんて、コスプレしたいくらい)
格好良かった〜。
浅丘ルリ子さんも素敵でした。
でも、山本陽子さんはあまりに自然なメイクで、全然わからなかった。
さすが女優だなぁ。
山口美也子さんの弓矢のシーンも憧れちゃうなぁ。

この映画、年をとって観てみたら、
また違うことを感じるのだろうなと、
思っています。

生きることに向かっていく内容で、
わたしには感じるところの多い映画でした。

今日もまた、お読みいただきましてありがとうございました。
天使や精霊たちからのたくさんの愛と祝福を

〜 今日のいいこと 〜
☆ 今日もワンコは、マイペースで暮らしています。
☆ 信玄餅ゲット〜。これ美味しいんだなぁ。
☆ 面白い映画を観ると嬉しくなる。
☆ 素敵なペンジュラムを作ってもらったので、この話は明日〜♪