美輪さまロマンティック音楽会

先日、美輪明宏さまの音楽会に行って来ました。
いつもは〈愛〉がテーマになっているけれど、
今回は〈ロマンティック〉がテーマなんですって。

開演までの時間、
後ろに座ったおば様の会話を、
しっかりと聞いておりました。

どうやら長年の大ファンのようで、
美輪さまともお知り合いのようです。
音楽会が終わったら「出待ち」すると言ってみえました。
いろんな小ネタ情報を、
耳をダンボにして聞いておりました♪
始まるまでの楽しさもいいですね。

さて、音楽会は、いつも通り二部構成。
前半は、メロドラマ。
後半は、シャンソンを中心に。

美輪さんの歌の中で、
私が好きな歌は幾つかあるのですが、
中でも、
『人生の大根役者』(シャルル・アズナブールのLe Cabotin)
は、応援歌だなと思って、
大好きな歌の1つなのです。

それが曲リストに入っていたので嬉しかったな。

美輪さまの音楽会では、
歌と歌との間に、
美輪さんがいろいろとお話になります。
MCと言ってしまうと別物のように思うので、
歌の合間の言霊と言った方がいいかも。

お茶目な方なので、
ユーモアたっぷりのお話もありますが、
時にぐっと胸に染みいってきて、
瞬間、
心のメモ帳に書かなくちゃと思うことも一杯あります。

この『人生の大根役者』の際にも、
素敵な言葉がありました。

「自分が自分を信じなくてどうする。自分を信じること」
「あきらめないこと」

この歌をご存じない方は、
機会があれば、聞いてみてくださいね。

花形役者じゃなくて大根役者。
それも人生の。

この言葉だけで何か伝わるかな?

不遇の時を過ごした経験があるから、
「あきらめない」
「自分を信じる」
その想いが、支えとなって生きてきたのですよね。

そして、これは美輪さんだけじゃなくて、
私たちみんなに言えること。

関連した話は、
別の歌の合間にも聞くことが出来ました。

貧乏暮らしなのに、
父親を含む家族の面倒を見なければならなくなった頃、
空を見上げながら自分に言い聞かせていた。
『小公女』のセーラのように、
いつかはこの暮らしから抜け出して、
自分の好きなインテリアに囲まれ暮らす日がきっと来ると。

やるせない想いを奮い立たせるために、
文学は必要だと。

「小説・文学は自分の糧になります」

そうそう、
後半のステージでは薔薇が一杯で、
本当にロマンティックな雰囲気で、
幕が上がった瞬間、
みんな「うわぁ〜」とウットリした声が上がっていました。

アンコールは『愛の讃歌』。
いつもこの曲になると、
エディット・ピアフがやってくるそうですが、
昨日の公演では、命日が近かったようで、
普段はドレスを着ないピアフが、
綺麗なえんじ色のドレスを着て、
ニコニコしていたと言うことでした。

暗転した瞬間にステージに2人いたんだけど…
気のせいね、きっと。

ロマンティックな音楽会で、
心はたくさん満たされてきました。

ありがたいことです♪

出待ちに行くと言っていたおば様は、
公演終了後に急ぎ足で会場を後にされていました。
がんばれ!

今日もまた、お読みくださってありがとうございます。
たくさんの 愛と感謝を込めて

〜 今日のいいこと 〜
☆ 今日もロンは元気よくお散歩しています。
☆ 今日は、ロンは、ご飯を全部食べました。
 雨の降る前にお散歩行けた〜。
☆ 面白い本読んでる。
☆ 変える気なかったけど、必要に迫られて、OSのアップデート。
  何が新しくなったか、今ひとつ分かってないけど、ま、いいか。
 生きていること