美輪明宏(さま)講演会 前編

またまた買ってしまいましたわサイン本♫
ごきげんよう、みなさま。
昨日は、春日井市にて美輪様の講演会に行ってまいりましたわ。
(本日はお上品路線でお届けしております 笑)

昨年秋の公演延期が今年の1月にあったのに、
その2ヵ月後には春日井に講演にいらっしゃるなんて、
なんて今年は素敵なことでしょう。

朝早くからチケット入手のために動いたおかげで、
中央席の一番前で、
メモ片手にお話しを聞くことが出来ました。

美輪様は、
緑と青色のお召し物でした。 (イッセイ・ミヤケでしょうか?)
音楽会とは違う雰囲気で、
テレビに出ているような少し気楽な感じでしょうか。
音楽会は、とても神々しいというか、
プロとしての誇りと意識で輝いていて、
近寄りがたいようなオーラが漂っているのです。

JCの主催でしたので、
最初は少し、関係者の方のお話が続き、
美輪様のお話は90分ほどでした。

最初に、
「仲間由紀恵です」と掴んで、
「ごきげんよう」とくるあたりは、
相変わらずでございました。

美輪様のお話は、
特別、奇をてらったものではございませんでした。
当たり前の、それでも大切なことでした。
著書や音楽会でもお話になっていることと、
そんなに変わるものではありませんでしたが、
本当に大切なことってそういうものでしょう。

大切で大事だから、何度でも伝えていく、
話していくこと、広げていくことは、
誰にとっても必要なものだから。

というわけで、ざっくりとですが、
昨日の美輪様のお話を。

島国に住まう日本人は近視眼的に物事を見がちだといいます。
「左見右見(とみこうみ)」という言葉が示すように、
物事を見るときには、
上からも下からも、
あらゆる方向から物を見ていくこと。
そういう物の見方が大切なのです。

「思いやる心」は、

「想像力」から生まれてきますが、
この想像力を今の日本人がなくしてしまい、
即物的になっています。

犯罪も、社会が育ててしまっているのです。

人を傷つけたりする暴力を表現している映画、音楽、ゲーム、
文学やファッションなどが、
今の文化となり、
(その影響を受けて)犯罪へと向かっているのです。

企業も漫画家も襟を正さないといけない時期なのです。


想像力を培っていくためには、

岡目八目という言葉が示すように、
小さな頃から、
囲碁や将棋などを習わせて、
何歩も先を見ることを考えさせていくこと。

想像力というのは、

人の痛みを知ることに繋がっていくのだから。

また、和歌や俳句、詩などを書かせることも、

想像力を磨いていくことになっていくものです。

原敬首相がかつて、

「日本には石油や鉄などの資源は不足しているが、
 人的資源(文化)は素晴らしいものがある」と言ったように、
日本の文化には、
色彩、言葉、文学などを考えてみても、
とても豊かで良質なものがたくさんあるのだから。
 

そして「音」に関するお話へ。

強弱があってこその音楽。
強、強、強ばかりではただのノイズ。

聞いている音楽が身にまとわっていきます。


質のいい、ロマンティックな美しい音楽を聴くこと。

お話の中で、3曲ほど、簡単に歌ってくださいましたわ。
まさか、お歌が聴けるなんて思っていなかったので、
とっても嬉しゅうございました。
美輪様の歌い声ってね、
倍音なので、聴かせていただくだけでも、
とてもパワフルな癒しのエネルギーが受け取れますのよ。

モーツァルトの『交響曲第40番』(たぶん….)
シャンソンの『聞かせてよ愛の言葉を』
曲名は分からないのですが、日本の小唄のような歌。

う、書き切れませんわ。
ごめんなさいまし。
なので、続きはまた。
ごきげんよう。

本日のケモノさんより、愛を込めて。

デンデ、ウインクしてる☆