『Q.O.L』と『カレンダーボーイ』

やっぱり、小路さんって好きだなぁ。

昨日と今日で、
小路幸也『Q.O.L.』『カレンダーボーイ』を読みました。

この人の本は、
どこか郷愁を感じます。

恩田陸さんも、《ノスタルジアの魔術師》と言われていて、
私って、そういう類のものが好きなんだなぁと、
あらためて気づきました。

恩田さんの作品も、
そろそろ読むものがなくなってきて、
どうしようかなぁと思っていたので、
小路さんの作品に出会って、
嬉しいです。

いつかどこかで感じたような想い。
その世界がとっても好きです。

恩田さんの場合は、
作品によってはホラーっぽい要素もあるので、
常にジ〜ンと来るというわけではないのですが、
小路さんの場合は、
これまで読んだ物はほぼジ〜ンと来ています。

世代的にも近いからなのでしょうね。
自分たちの子供の頃のいろんな匂いが、
あちこちから感じられて、
それが大人になった今にも繋がってきている感覚。
ただ単に、昔はよかったと言う美辞麗句じゃなくて、
今は勿論、
昔もきちんと生きてきたっていう生活感かな、
そういう感覚が伝わってきました。

好きな作家さんが増えていくのって、
楽しいですね。

それと、最近知ったのが、
読書メーターというサイトです。
夕べ、読んだ本のいくつかを登録するのに夢中になっていました。
マイ本棚に、いろいろと並べることで、
何を読んだのか分かるので、とっても嬉しいです。
(たまに読んだことを忘れることがあって……)

今日もお読みいただきまして、ありがとうございます。

いっぱいのLOVEをこめて