
やっぱり、このシリーズって大好きです。
東京バンドワゴンシリーズ最新刊、
小路幸也『オール・マイ・ラビング』です。
私って、ホームドラマが好きだったの?と、
自分のことなのに、
分かっていなかった一面に気づかされました。
どうも、自分のイメージって、
かなり男性的っていうか、
戦闘タイプ?というような、
冒険とロマンを求めるのが好きなのだよなぁと、
思っていたので、
どこかほのぼのとした、家族小説って、
柄じゃないよなぁと思いこんでいたのです。
面白いものですね。
さて、このお話ですが、
これまで同様、今は亡きサチおばあちゃんの上品で丁寧な語りで、
物語は進んでいきます。
たくさんの登場人物たちが出てきますが、
毎度お馴染みの面々なので、
出てくるだけで、
読む方も、ニヤニヤしてきます。
シリーズものの醍醐味ですね。
よろず屋のように、
いろんなトラブルを、
小気味よく解決していく時の、
なんともいえないあったかさ、
それが、大好きです。
小路さんは、
本当に、最近のお気に入りの作家さんで、
これまで読んだ本の中には、
根底に愛がたくさん流れている作品ばかりなので、
読んで心がホッとします。
ホロッとくる箇所もちゃんと用意してあって、
格好良すぎる人も、いろいろ出てきて、
本当に、ドラマとして見てみたくなります。
それにしても、
私は、勘一じいちゃんに似ている気がする……
自分の心にたくさん響いてくる本に出会えることが、
なによりも嬉しい、幸せなことだと、
実感中です。
今日もまた、お読みいただきましてありがとうございます。
いっぱいのLOVEをこめて