昨日に引き続き、「赤毛のアン」のお話です。
下の記事では、
アンの周りの大きな愛のことを、書きました。
本を読んでいて、
愛に溢れている事をたくさん感じましたが、
もう一つ、気になったことがありました。
それは、年齢のこと。
「赤毛のアン」シリーズの第一作となる本作品中では、
11才から16才と半年の、アンの成長が描かれています。
アンが13才の誕生日を迎えたとき、
腹心の友ダイアナに向かって話していたことの中に、
「あと二年すれば、あたしはほんとうの大人になるのよ」と、
いう言葉がありました。
その言葉通り、
16才と半年になった頃には、
大学進学を諦めて、
教師となってグリン・ゲイブルズに留まって、
目が不自由になってきたマリラを支えていくという、
人生の大きな決断をしています。
15才、16才。
その頃、私は一体何をしていたのだろうと考えていたら、
中学三年の時に、
パタリロのクックロビン音頭を友人と踊っていたことを、
思い出しました、、、、、、
アンは、小説の登場人物ですが、
それ位の年齢で、
日本でも、昔は結婚をしていたし、
大人と見なされていた時代もありますよね。
でも、現代でも、
同じような環境に生きている子供達はいます。
チベットの里子となっていた子達は、
余程優秀な子ではない限り、
中学までしか学校に通えません。
その後は、家の仕事の手伝いをしたり、
結婚をしたり。
他の国でも、兵士になったり、
ホームレスになったり、
安い労働力として使われたり。
生まれた国、時代によって、
こんなに違うのは、
それぞれ個人の学びのためなのかも知れません。
でも、子供時代を子供らしく過ごせること、
それを願ってしまいます。
勝手なのかもしれませんが。
そして、その時は色々悩んだりしていたのでしょうが、
アホみたいなことやりながら、
子供時代を過ごすことが出来たこと。
それがどんなに素晴らしいことだったのか、
気づくことが出来ました。
今回の読書は、
今までとはまた違った物を届けてくれました。
時間をおいてまた読んだら、
次は何を想うのでしょうか。
楽しみです。
お読み下さって、ありがとうございます!