好きな物は、最後に食べる方です。
先日、図書館で借りてきた本、
そろそろ返却期限が近づいてきて、
最後に取っておいた本を読みました。
何となく、良さそうな気がして、
一番最後に読みたかったんです。
重松清『いとしのヒナゴン』です。
ユーモラスなタイトルと、
表紙のイラストに、
楽しそうな予感がしました。
泣き笑いしながら、
心に残る言葉や思いを味わいました。
この作品のベースには、《信じる》ということがありました。
「(略)信じるのって楽しいことなのよ。うん、楽しいことを信じるんじゃなくて、信じることが楽しいの。わかる?正しいことを信じるんじゃなくて、信じることが正しいの。(以下略)」
引用元:重松清『いとしのヒナゴン』(文藝春秋) 355頁より
(※原文のまま引用しましたので、改行はしていません。)
信じる事って、
そういうことなんですね。
それでいいんだなと、納得しました。
盲信ということじゃなくて、
楽しく信じる。
それって、とても素敵なこと。
私の師匠方にもよく言われますが、
《楽しむ》ことは、
とても大事なこと。
ヒーリングにしても、
エンジェルのことや、
天界の大いなる存在のことも、
楽しいからそうやっていられるのです。
う〜んと、
頭で考えて、
がんじがらめになってるときは、
なかなか、
楽しめないもんなぁ。
だけど、
素晴らしい不思議なものを、
信じていると、
とっても楽しい気持ちで、
日々が過ごせます。
そんなことを、
あらためて、
教わった気がします。
とても面白くて、あったかい小説でした。
凄く楽しかった。
ただ、語り手が20代半ばの女性のため、
40代そこそこの(←私よりも少し年下)男性が、
「おじさん」となっているのが、
ひっかかっちゃいました。
勿論、蔑称で呼んでいるわけではないのですが。
でもやっぱり、
40代はもう「おじさん・おばさん」なんだ、、、、と。
うぅぅ、このあたり、少々微妙な気分。
などと、これは小説の内容とはまた別のものです。
今日もまた、お読みいただきましてありがとうございます。
いっぱいの感謝と愛と笑いを。