アニマル・コミュニケーションを通じて(2)「今を生きること」

「今を生きる」とよく言うけれど、はたしてそう?
 昨日のことや、明日のことを考えて、今、目の前のことを疎かにはしていない?

あなたにお伺いします。
「《今》を生きていますか?」

たまに聞くことあるのではないでしょうか。

「今を生きる」
「この瞬間を生きる」

ということを。

仏教の修行にあったと思うのですが、一つ一つの動作に意識を向け続けること。その瞬間に心をこめること。例えば、扉の開け閉めにも心を配ったり、掃除する一手間毎に気を配りながら丁寧に行うこと等々。

今を生きると言うことは、今、目の前にあることに意識を向けていくこと。そこに心を向けていくこと。

毎日の暮らしの中で、こういうことができているかと問われたら、できているとはなかなか言えないことも多いかもしれません。

動物たちはどうでしょうか。これが見事なくらい《今》を生きています。

何の記憶もなくて、《今》だけを生きているわけではありません。過去にどんなことがあったって、そこに留まることなく、《今》を生きようと、《今》を楽しもうとしているのです。

アニマル・コミュニケーションの中で、動物の過去の暮らしについて聞くこともあります。元保護犬猫たちのかつての暮らしを飼い主さんは知りたいのです。彼らは覚えている範囲で教えてくれますが、

今、とても幸せに暮らしているのに、どうして昔のことなんて聞くの?

過去のことって、もう終わっていることで、あたしは今そこにいるわけじゃないのに、どうしてそんなこと気にするの?

と思っていたりします。

人は、過去から意識を切り離すことがむずかしいこともあります。過去が《今》の暮らしの中で気になる一方で、何時間か先のこと明日のこと将来のことも考えながら《今》を生きています。

そして、過去のことばかり、未来のことばかりを考え過ぎて、今、目の前にあることに気づかないこともあるでしょう。

人と動物では、異なる種族だから思考も違います。人ほど動物は脳があるわけじゃないから、多くを考えていられないのかもしれません。

動物は『ただ生きる』ためだけに生きているのかもしれません。でも、私たち人間だって理屈を付けていたって、ただ生きるために生きているのかもしれません。

《今》目の前のことを精いっぱい楽しんで、見つめて、その瞬間を思いっきり生きる。

動物たちのそんな姿から、私たちは学ぶことたくさんあるのではないかと思うのです。

過去に興味を持つことは悪いことではありません。でも、過去にこだわり続けること、それでは《今》がかわいそう。未来の心配ばかりしていることも、《今》を思いっきり楽しめなくなってしまう。

《今》は、あっという間に過ぎ去っていくものだからこそ、大切にしていきませんか。

動物たちの生きる姿勢、素敵なこと教えてくれています。

まだこのお話はもうちょっと続きます。

今日もまたお読みくださいましてありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。

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