3/1　宝物の瞬間(告白も)

今日のメッセージ

大切な誰かを喪うと、
心が冷えて、深い哀しみに覆われて、
真っ黒な穴のそばに立って、
その穴を暗い目でただじっと見つめ、
墜ちていきそうになることもあります。
そんな時、どうか思い出してください。
大切なあの人も、大切なあの子も、
あなたにたくさんの幸せと喜びを、
ただ与えてくれたことを。
宝物のような積み重なった瞬間が、
あなたの心をあたためて、
こちら側、光の方へと、
引き戻してくれることを。

春になっていく月の最初のメッセージとしては、あまり適さない内容かもしれませんが、まだまだ苦しい流れの中にいる方に、少しでも届けばと願って、告白がてらお届けしていきます。

先日、面接に行って撃沈したのですが、やたら緊張していたので、後からどっと疲れてきて、情けないことに自分を全否定されたと悲劇のヒロインモードに入っちゃって、どんどん哀しみ本線日本海モードが高まり、ムテンがいなくなったことの寂しさが一気に押し寄せてきました。電車の中で涙まで流してたと思ったら、それからしばらくの間、とにかく泣けて泣けてモードになっておりました。

このメッセージにあるように、真っ黒な穴をただ無表情に覗いているような気持ちでした。「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いているのだ」という深淵を見つめていたのかもしれません。

ヤバいですよね。
ほんと、ちょっとヤバかったです。

たまに、「心の訓練をしているから、ペットとの死別があっても、心を保っていられるのですよね」と仰ってくださる方もいますが、確かに、そういう面もあります。だけど、「そう努めようとしている」というほうが正解です。

感情に飲み込まれないように、必死で自分を律しようとしていますが、悲しいものは悲しいし、寂しさだってもちろんあります。

そこだけを見つめないようにしていたのに、ネガティブモードが全開になっちゃった時、抑えていた感情と思考に飲み込まれてしまいました。

まずいなぁと思っていても、感情の激しい波に調子乗らせてしまい、気持ちは沈む一方でした。

そういう私を救い上げたのは、まさに、ムテンでした。ムテンだけではなく、デンデもカリンもロンも、私の大切な子たちが救い上げてくれたのです。

あの子たちは私に、『たくさんの幸せ』『たくさんの喜び』をただ与えてくれました。それはまさに『宝物』です。

私には、そういう『宝物のような瞬間』がたくさんあるのです。

これを思い出した時、深淵は消えました。潜水艦が浮上するような感じで、光へと近づいていったのです。

愛する人との別れも、愛する動物との別れも、本当につらく苦しいです。何度も深淵を覗き込もうとすることがあるでしょう。

だけど、どうか思い出してみませんか。