6/6　散歩

今日のメッセージ

散歩してみましょう。
散歩しながら、
観察したり想像してみてください。
小さな子どもが突然目を輝かせて、
あちらこちらを歩いている様子を。
年配の方が静かに歩く様子を。
周りの匂いを嗅ぎ回っている犬の様子を。
物陰に隠れて辺りを窺っている猫の様子を。
笑い転げながら歩いている学生の様子を。
道端を気にすることなく足早に歩く人の様子を。
同じ道でもたくさんの視点があります。
体を動かすと脳も活発に働きだすので、
頭の中にある物も整っていくでしょう。

あなたは散歩されることがおありでしょうか。

特別な場所でなくても構わないし、長い時間でなくてもいいのです。

ただぶらぶらと歩いてみること。

それだけのことなのですが、散歩はいろいろなものを与えてくれます。

実は、この『今日のメッセージ』を書く時にも、散歩が役立っています。

メッセージの中には、抽象的すぎるものだったり、ばらばらな言葉だったりすることがあるのです。

箇条書きのメッセージならば、それでもいいのかもしれませんが、出来るだけ分かりやすいものをお届けしたいという想いがあるので、ひと手間が必要になります。文章として成立させていこうとしても、なかなかまとまらないこともあるのです。

そんな時、ムテンと散歩に出かけていくと、メッセージの方向性や適切な言葉を見つけることがあります。

散歩は、こういう体験ばかりではありません。

誰かがじっと見つめていたところを、同じように見つめてみたら、綺麗な花がひっそりと咲いていたことに気づくこともあるでしょう。何か昆虫がいることもあるでしょう。ただ楽しそうに歩く姿に、自分を振り返ってみて、眉間に皺を寄せていたことに気づくこともあるでしょう。

また、体を動かすことによって、リフレッシュされていくこともあるでしょう。

それでも、必ず何かを手にするためというのではなく、ただぶらぶらと散歩してみるのです。