3/28　「忘れた」の中に

今日のメッセージ

あなたの過ちなどについて、
誰かが伝えてくれる「忘れた」の中にあるものは、
覚えていないだけではありません。
出来事などが、
そもそも存在しなかったと見ていること。
過去のことなので、
今を生きる自分には関係ないものと思っていること。
何か過ちがあったとしても、
すでに終わったことだと考えていること。
それを理解していること。
深く記憶に残す必要もないこと。
「忘れた」の中にあるたくさんの愛と叡知は、
前へと歩むための助力となっているのです。

今日のメッセージは分かりにくいかもしれません。あるいは、その反対に、身に染みて分かる方もいらっしゃるのではないかとも思っています。

アニマルコミュニケーションにおいて、動物さん達は「そんなこと忘れたよ」と言うことがあります。人間でも動物でも同じですので、「忘れた」という言葉の中に含まれているもののお話をしていきます。

この「忘れた」は、自分の失敗や後悔や過ちに対しての返答という場合が多いかもしれません。

「忘れた」と言う時、単純に、記憶にない(覚えていない)ということもあるでしょう。

それでも、相手にとっては、自分が覚えていたにもかかわらず、そもそも、その出来事などがあったかどうか気にしていなかったと言うこともあるのです。

また、過ちなどがあったのは、『過去』のことであり、『今の自分』あるいは『今の自分の暮らし』には、何ら関係ない(影響ない)ことなので、意識することなどないと考えている場合もあります。

他にも、過ちがあったとしても、それはもうすでに終わったことだからと思っていることもあるでしょう。

過ちを犯したことに対して、何かの事情があったのだと理解している場合もあります。そして、自分の記憶に深く残しておくことでもないなと考えるのです。

過ちではありませんが、具体例を挙げるなら、「あの時、もっと何かしてあげれば良かった」と思って後悔することがあります。相手が生きているうちなら、まだ何か出来るかもしれませんが、旅立っている場合には、そうもいかないので、延々と後悔し続けることもあります。

この場合でも、お相手は「そんなこと忘れた」と言うこともあるのです。その中に、上記のような意味を含んでいることもあるのです。

それは、前へと歩んでいってほしいから。

過ぎ去ったものの中に立ち止まり続けるのではなく、今を生きてほしい、先へ進んでいいんだよという想いがあるからなのです。