ちょっとの間の「おかあさん」

昨日は母の日でした。この世界には、いろんなお母さんがいます。

ともに暮らしている方も、亡くなっていらっしゃる方もいるでしょう。その存在が分からない方もいらっしゃるかもしれません。今、ご自分が「お母さん」って言う方もおみえだと思います。

いろんな「お母さん」たち、どうもありがとうございます。

人知れず、がんばっている「お母さん」たち、毎日、ありがとう。
お疲れさま。

今日は、美しいピンクで、いい香りを漂わせるシャクヤクの花を捧げたい、ある「おかあさん」たちのことを書きます。

その「おかあさん」は、ほんのちょっとの間の「おかあさん」です。

本当の「お母さん」ではありません。

だけど本当の「お母さん」のように子どもを大切に見守ります。

物事やルールが分からない時には根気よく教えます。
悪いことをすれば叱ります。
上手に何か出来れば、とっても喜んで褒めます。
怖がりの子が物事に慣れていくのをそっと見守ります。

「おかあさん」の家には、

他に「おかあさん」の子どもがいることもあります。
それでも分け隔てなく、どの子にも愛情を注ぎます。

時間を注ぎます。
必要なお金も使います。
病気やケガをした時は自分の子以上に心配します。
気もいっぱい遣います。めいっぱい遣います。

その子どもは、本当の「お母さん」を探しています。
本当の家族を探しています。

「おかあさん」は本当の家族に巡り会うまでに、
暮らしていくための決まりごとや大切なことなどを、
その子に優しく、厳しく、楽しく教えていきます。

「おかあさん」は、
その子を自分の子と同じように大事に思っています。

いつかはお別れすることが分かっているけれど、
「おかあさん」は、
人一倍、心があったかくて、愛の器が大きいから、
その子を、自分の子どもと同じように、
とっても大切に思って、一生懸命お世話します。

いくら大切に接していても、
その子にとっては仮の場所だから、
酷なことをしているかもしれないと思うこともあるし、
育て間違いのないように、

病気にさせたら大変などの、
いろんな葛藤や迷いだって、きっとあるのです。

それでも「おかあさん」は、
人知れず泣いたりもしながら、毎日がんばっているのです。

「おかあさん」のことは、
本当の「お母さん」が見つかると忘れられちゃうこともあります。

本当の家族の元に連れて行った帰り道、
ポロポロと涙が流れてしまうこともあります。

でも、本当の家族の元で、
とっても楽しそうに、しあわせそうに暮らしている、
かつての「おかあさん」の子どもの顔を見ると、
「おかあさん」は、
さみしいけれど幸せな気分になったりします。

そして、ちょっぴり、また泣いちゃったりもします。

だけど時間は待ってくれません。

「おかあさん」のところに、
あたらしい子どもがやってきます。
そうして、また最初から始まっていくのです。

「おかあさん」たちが、流してくれた涙は、すてきな光となって空に輝いていくでしょう。その光は、かつての「子ども」たちみんなに降り注いでいきます。

「おかあさん」たちが、悩んだり、迷ったり、苦しんだり、心を痛めてきたことも、みんな、光となって、かつての「子ども」たちみんなを包んでいくでしょう。

「おかあさん」たちがしてくれていることに、何のお返しもないかもしれないけれど、それこそが本当の『愛』だということは、心ある人には伝わっていきます。

その『愛』が「おかあさん」もしあわせにしていくはずです。

いつもいつも、ありがとう「おかあさん」たち。

不幸な境遇から救い出し、本当の家族が見つかるまで、ご自分の時間やお金や体力など、あらゆるものを注いで、保護犬や保護猫たちを預かっていらっしゃる「おかあさん」たちに、最大級の感謝と敬意を込めて。

そんな「おかあさん」に、ちょっとの間(ちょっと長めだったかもしれませんが)育てられた子達です。おかげさまで楽しく暮らしていますよ〜☆

今日もまた、お読みくださってありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。

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