ムヒカ大統領と赤毛のアンと豊かさ

豊かさについて、考えたり感じることが重なりました。

あるテーマについて、いろんな角度から、
考えたり気づいたりすることは、
偶然ではなくて必然ですね。

ひとつ目のきっかけは、
Twitter経由で知ったウルグアイのムヒカ大統領のスピーチ。
こちらのサイトで読むことが出来ます。
リオ会議でもっとも衝撃的なスピーチ

サイトオーナーさんは、転載もご自由にとのことですが、
これは、やっぱり、そのまま読んだ方がいいと思うので、
一度、読んでみてくださいね。

きっと、何度か読み直すことになるかも知れません。

その中でも特に衝撃を受けたのは、次の言葉でした。

「貧乏なひととは、少ししかものを持っていない人ではなく、
 無限の欲があり、
 いくらあっても満足しない人のことだ」

そして、
二つ目のきっかけは、
『赤毛のアン』などの翻訳者で有名な村岡花子さんを描いた本、
『アンのゆりかご 村岡花子の生涯』です。

今の時代、
ほとんどのあらゆる種類の本を読むことが出来ます。
美しい言葉がいっぱいの児童書も、
たくさん手に入る機会があります。

それが当たり前だと思ってしまうけれど、
村岡さんのような先駆者たちが、
子供たちのための本を作っていこうとされていたんだと知りました。

『赤毛のアン』の翻訳は、
戦争中、敵性語である英語で、
憲兵などに見つかれば拘置所送りになる危険もあったのに、
灯火管制下、スタンドに黒い布を被せて行われたそうです。

ただ、少女たち、子供たちに、
外国で綴られたお話を通じて、
美しい情景や人々の暮らしを伝えたくて。

豊かな情緒は、綺麗なものや、美しいものに触れ合って、
形成されていく。

文学であったり、音楽であったり、他の芸術であったり。

幼い頃にそういうものに触れていくことは、
人の心にとって大切なものを作っていく。

思いやり。人の痛みを感じる心。想像力。

経済優先で置き去りにされていく人の心。

原発にまつわることも、いじめも、
根底には想像力の欠如があるのだと思っています。

1人の人間が体験できることなんて、
本当に限りがある。
でも、それを補うことはできる。
他人の体験が、そう。
世界にたくさんある物語がそう。

想像力の翼、広げていきませんか?
それが真に豊かなことに繋がっていく、
そう思っています。

今日もまた、お読みくださってありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を込めて

〜 今日のいいこと 〜
☆ お散歩はまだですが、ロンは今日も元気です。
☆ 理解されないこともあれば、理解されることもある。
  それもまた、面白いかな。でもやっぱり、理解されると、飛びきり嬉しい。
☆ 気持ちよくヨーガが出来たこと。
☆ 生きていること
〜 ☆ ☆ 〜