二周目

最近は、もうあまりやらなくなったのですが、
一時期はTVゲームに、とってもはまっていました。
寝る間も惜しんで……

私は、RPGというジャンルが好きで、
ゲームの登場人物になってはいろいろ遊んできました。

「二周目」をやるというのが、
とくに、気に入ったゲームのやり方でした。

最初は、
ざーっとストーリーを知ってクリアしてから、
今度は、あらためて最初から、
じっくりと取りこぼしたアイテムなどを手に入れたりして、
楽しんでいました。
だから「二周目」のプレイなのです。

何でこんなことを書いているのかというと、
ゲームではないのだけど、
読書でも、その傾向があるなぁと思ったからです。

先日、
『未踏峰』という本についてブログを書いたのですが、
あれからまた、もう一度じっくりと読んでいます。

もともと、私は、
本を読むのが早いほうではないのですが、
最近では、
あれもこれも読みたいなぁと思う本が、
色々とあって、
そうそうのんびりと、
読書に時間を掛けていられなくなり、
少し、スピードを速めて読むようにしています。

ただ、
どうしてもそういう読み方をしていると、
取りこぼしたレアアイテムのような、
きらめく言葉の数々を、
堪能しないで読み進めてしまうことがあります。

なので、もう一度、あらためて読み直して、
なにが自分を惹きつけているのかを、
感じたりしながら味わっています。

ちょっと気になって、
他の方の書評を読んでみたら、
割と手厳しい内容が多かったのですが、
感じ方というのは、人それぞれだから面白いので、
本という表現もまた、
読んだ人それぞれの自由な気持ちで、
受け取るものなのだろうなぁと思ったりします。

そう、わたしには、とても好ましい本です。

自分の心に聞いてみて、
心になにか響いてくるのなら、
それが、そのときの大切なものなのだと思っています。

今日もまた、
お読みいただきまして、
ありがとうございます。

いっぱいの
大好きとありがとうの言葉を添えて