最近、気になる国があります。
それは、チェコ。
なぜだかとても気になります。
きっかけになったのは、
カレルとヨゼフのチャペック兄弟の、
著書でした。
カレルチャペック紅茶店という、
とても可愛らしいデザインの紅茶屋さんがありますが、
チャペックの名前を聞いたのは、
それが初めてだと思います。
他にも、美味しいパン屋さんの名前が、
カレル・チャペックの著書の名前だったり。
ヨゼフ・チャペックのデザインも、
とてもモダンだったり、
ユーモラスだったり、
惹かれるものを感じています。
まだ読んではいないのですが、
ナチスを風刺した作品も、
是非、読んでみたいです。
そう、戦争と無関係ではないこの兄弟です。
痛烈なナチス批判をしていたために、
目を付けられていました。
カレル・チャペックは、
ドイツ軍がチェコに侵攻してきた前年に亡くなりましたが、
ヨゼフ・チャペックは、ナチスに捕らえられ、
ベルゲン・ベルゼン強制収容所(アンネ・フランクと同じ所です)で、
1945年に亡くなりました。
戦争終結の年だったのに。
同時に、収容所は一番過酷な状態だったのでしょう。
何となく気になって調べてみたら、
随分、感じていたものとは違っていました。
でも、だから余計に、
気になっていたのかもしれないと、
そう思っています。
チャペック兄弟は、それぞれ、いろんな作品を書いていますが、
子供向けの作品も書いています。
『こいぬとこねこはゆかいななかま』は、
とても可愛い児童書です。
多色刷りなど出来ない、社会経済状況だったから、
少ない色合いでのイラストが載っていますが、
かえってそれがまた優しい色合いになっていて、
いい感じです。
もしかしたら、
かつてそれを目にしていた時代があったのかもしれません。
夢中で読んで、楽しんでいた時代があったのかも。
過去世で、子供を脇に抱えて、
戦火をくぐり抜けていた時代があります。
その頃いた場所が、あの国だったのかもしれないなと、
想像してみたりします。
たくさんの素晴らしい絵本のある国、チェコ。
やっぱり、気になるな。
今日もまた、お読みいただきましてありがとうございます。
いっぱいの感謝と愛を満月と共に。