傷ついたから誰かに当たる?

傷つけられると痛い。当たり前ですよね。
傷つくと苦しい。これも当たり前。

ところが、時として、自分の痛みに集中するあまり、
他者もまた痛みを感じる存在だと言うことに、
気づかないことがあるのです。

私に縁のある方って、
どことなく似たような波長を持っている方が多いようで、
経験されている方も多いみたいなのですが、
傷を持った人に振り回されたりすることないですか?

「私ばっかりイヤな事言われて」
「私ばっかりが苦しい体験して」
「傷だらけでボロボロなのよーーーー!!!!!」
と言う方から、
言葉は悪いですが、絡まれたりしたことなどは?

私たちお互い、聖人でも神様でもないので、
自分がそのような態度を取った経験もあるでしょう。

上に挙げたのは、
これがクセになっている困ったちゃんの例です。

私たちは本当にいろんな体験をしてきています。
ラクラクで生きてきている人なんていません。
毎日にこやかにしている人が、
ずっと平穏な暮らしをしてきているなんてことも、
そうそうありません。

人に言えないような壮絶な体験をしている人は、
そんなに簡単に自分の経験を話せません。
話さないだけです。

苦しいことを胸に秘めておけと言うことではありません。
語るべき時には語ることが大切です。

ただ、子供じゃないですものね。
なんでもかんでも喚いて叫んで、
他人まで不快な思いをさせることを良しとしない、
思いやりある高潔な魂、
それを持っている方もいるということです。

でも、
困ったちゃんの場合は、
こうやって思っちゃうことがあるのですよね。

「あなたは呑気そうだから傷つくことなんてないわよね」

「私の方が苦しい思いをしているんだから、
ちょっとくらい苦しさを味わって欲しいもんだわ」

「この人、いつもニコニコしているから鈍感なのよね。
私はとても繊細極まりないから、
感覚違うこと分からないわね。
少しくらいはイヤな思いでもしてほしいわ」

傷ついて、苦しくて、どうしようもないから、
そこから抜け出したい。
抜け出してたまらない想いでいっぱいだから、
思いっきり自分の傷をぶつけても構いやしないのです。

魂や精神が幼いと、どうしても、
こんな考えを持ったりしてしまうのですよね。

他人にも自分と同じような痛みがあることを、
自分の傷に集中してしまっているので忘れてしまい、
自分だけが世の中のあらゆる痛みを引き受けている、
世界で一番不幸せな悲劇の主人公だってね。

そういう時に低次元のエネルギーは近づいてきます。

「へっへっへ。
こいつは不幸でいることに酔いしれている。
これはチャンス♪
さらに不幸でいることを望んでいるのだから、
もっともっと不幸を楽しませてやろう」
って。

不幸ですよね。
幸せを望んでいるようで、
実は、不幸でいる自分、
そんな自分が同情を集めることを望んでいたりします。

「◯◯ちゃん、だいじょうぶ?」
「ちょっと男子達!◯◯ちゃん傷ついているんだから、
余計なことしないで!」
って小学生くらいの頃、
世話焼きの友達が声を掛けてくれたようなことを、
大人になっても求めているような感じかもしれません。

本当に幼い魂なんです。

配慮や思いやりも持てないくらい幼くて、
相手もまた傷つく存在なんだということに想像が及ばない。
自分の痛みには過敏なくらい気がついても。

哀れな魂。
それを見て、学べってことなのですよね。

天は厳しい課題をもたらすこともありますね、本当に。

あらゆる出会いや経験はすべて、
自分のために用意されている今生の学び。
それを活かすも殺すも自分次第。

何かを学び取れるかどうかは、
自分の想いひとつです。

厳しい課題に取り組んでいる皆さん、
本当におつかれさま。
あなたの体験は決してムダにはならないから。

次のステップのために用意されているものだから。
あなたのハートが、
もう一段階成長していくためのものだから。

とまぁ、そういうことなのですが、
一方的に言われっぱなしの場合もあるのですよね。

そのあたりのことを近頃、考えているので、
ヒントとなることをぼちぼち書いていこうと思っています。
よかったらお付き合いくださいね。

あなたの思いやりや賢さが、
今の世にはとっても大切なものだから、
その素敵な資質に敬意と愛を贈ります。

今日もまたお読みくださいましてありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。

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