「好き」が終わった時に

何かに夢中になったり、好きになったりすることは、
誰にでもあるし、いつしか興味が無くなることもあります。
心変わりはざらです。
心はナマモノなのだから。

こういう心の流れの中で、
興味深いなと思うことがあります。

これまで好きだったもののことを、
好きではなくなった時、
全力で否定したり、
激しく貶したりすることがあることです。

とにかく否定して、
坊主憎けりゃ袈裟まで憎いとばかりに、
関わりのあるものまですべて罵ったり、
悪し様に言ったりすることもあります。

好きな人に振られた時に、
小さな欠点でも見つけ出して、
とにかく相手のことを罵ったり、
好きだった何かのグループと合わずに、
そこから去った時、
相手の欠点を探してみたり。

ただ〈縁〉が無かっただけのこと。
〈縁〉が切れただけのことです。

それだけなのにカッカと燃料投下して、
相手や対象をひたすらボコボコにしたがる。

どうしてなのかと思っていたら、
聡明な友人が教えてくれました。

それは『自己防衛』なのだと。
なるほどと思いました。

きっと傷ついたのでしょう。

好きだったものや夢中だったものに、
全力を傾けて一生懸命になる。
それなのに、
好きじゃなくなった時、
心がどうしていいのか分からなくなり、
混乱してしまったのでしょう。

だけど、混乱したり、
傷ついたままでは暮らせないから、
何とか困難から脱出するために、
自分を守ろうとして相手が悪いことにしてしまう。

好きだった自分が、
恥ずかしかったり情けなかったりするし、
嫌いになってしまった時や興味を失った時、
やましさだって感じてしまう。

あんまり素敵じゃない自分。
それはとても望ましいものではないし、
心地いいものでもない。
自尊心だって失ってしまう。

だから、自分を守ろうとして、
どこかに狙いを定めて貶したりするのです。

でも、そんなことしなくていいのです。

傷ついたことはつらいことだけど、
何かを好きだった過去は変えられない。
夢中だった日々も変えられない。

ただ〈縁〉の糸が消えただけ。
ただそれだけ。

悪態つきたいかもしれないけど、もう、やめていこう。
これを読んでくださったのなら。

切れた〈縁〉の糸は、
また新しい所へと繋がっていくものだから。

過去に苦いものがあったのなら省みること。
それはあなたの成長に、
どういう形であったとしても、
何かの役割を果たしてくれたものだから。

そうして歩いていきましょう。
明日へと。

今日もまたお読みくださいましてありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を。

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