
『バッカリ星の人』 おどりまゆみ
バッカリ星の人は、
いつでもどこでも「ばっかり」をつけます。
「私ばっかり」
「オレばっかり」
楽しいことよりも、
嬉しくないことによく付けます。
「私ばっかり不幸」
「オレばっかり貧乏くじ」
そんな人たちが暮らすバッカリ星は、
どんどん覇気がなくなっていき、
妬み嫉みも恨み辛みも増えていきました。
邪気がみるみるうちに増えていきました。
息苦しくなってもまだ、
「私ばっかり酷い目に遭ってる」
「オレばっかりイヤな思いをしてる」
そう言い続けています。
バッカリ星からは、
他の星に旅立つこともできます。
旅立ちを自由に選ぶこともできます。
「ばっかり」を減らすことだってできます。
さて、
バッカリ星で暮らす人たちは、
一体どうなっていくのでしょう。
お話の最後は、
あなたが考えてください。
「私ばっかり不幸」というのはとってもラクなのです。
可哀想な自分にしておくのはとても楽ちんなのです。
そこに浸っていれば時は過ぎていくから。
たまに、誰かも同情してくれるかもしれないし。
ひととき、そう感じることはあってもいい。
だけど、ずっとそこに居続けたら卑屈になっていきます。
やっかみがあなたを支配していきます。
本当に不幸せの道へと一直線に進んでいきます。
人からはそっぽを向かれ、
疎まれるようになっていきます。
だって、話しかけたとしても、
いつもいつも「私ばっかりがこんな目に」と、
ずっと言い続けているのを聞くのは、
気持ちのいいものではないから。
その人の醸し出している、
なにか毒々しいものが伝染しちゃいそうな気までしてくるから。
言葉を尽くしたり、心を寄せても、
「バッカリ星」の住人になってしまっていると、
その声も言葉も心も届かない。
「ばっかり」は、
しあわせでないものを引き寄せるパワフルワードなのです。
たかが言葉です。
でも、
その言葉でコミュニケーションを取っているのは私たちです。
私たちはそれぞれ自分の人生の主役です。
どう生きていくのかを自分で選んでいくことが出来ます。
あなたが、あなた自身の生き方を、
あなたの言葉を選んでいけるのです。
あなたの生き方が、
光と愛に包まれていくことを、
心から祈ります。
今日もまたお読みくださいましてありがとうございます。
たくさんの愛と感謝を💕💕
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